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急成長するベトナムの飲料市場。その3つの要因

ASEAN No.1を誇るベトナム飲料市場の成長率

 中所得層の拡大、FTAによる減税の効果も加わりベトナムは世界でも屈指の成長市場として注目されている。その中でも飲料市場の成長は目ざましく、2020年までにビールの消費量は年間45億リットルに、スピリッツの消費量は年間3億5000万リットルに、その他飲料の消費量は年間88億リットルにもなるという。これは、日本人の一人平均消費量に迫る量である。

中所得層の拡大、FTAによる減税の効果も加わりベトナムは世界でも屈指の成長市場として注目されている。その中でも飲料市場の成長は目ざましく、2020年までにビールの消費量は年間45億リットルに、スピリッツの消費量は年間3億5000万リットルに、その他飲料の消費量は年間88億リットルにもなるという。これは、日本人の一人平均消費量に迫る量である。

1.年間8%の経済成長がもたらず中間層の急増

 中間層の拡大が飲料市場の拡大に大きな影響を与えている。歴史的にベトナムは農業国としてのイメージが強いが、ドイモイ政策以降、市場経済、産業構造の工業中心化が進んでいる。それら諸々の改革により、ベトナムは年間7.8%という急速な経済発展を遂げている。

 

 こうした経済発展により、ベトナム人の平均月収は1500万ベトナムドン($714)まで成長するとみられている。ボストンコンサルティンググループの調べによればこの所得の伸びは、ベトナム人の消費額を増加させるだけでなく、国内製品に比して海外製品を好むといったような、消費者の行動や選好により多くな影響を及ぼすとみている。

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